39年の歴史に幕

NTTドコモは、「クイックキャスト」(旧「ポケットベル」サービス)を3月31日に終了した。
これにともない、movaPHS端末に搭載されている「クイックキャスト呼出機能」終了した。

クイックキャストは、1968年に「ポケットベル」としてサービスを開始した国内初の無線呼び出しサービス。
最初は音のみだった端末も、数字や記号の表示、かなや漢字の定型文の表示と進化し、表示可能な文字数も拡大されていった。
学生を中心に、「ベル友」ブームになり、外出先でメッセージを送るため公衆電話に列を作る姿も見られた。

1996年には649万契約でピークを迎えたが、1997年に携帯電話のショートメールが開始されたことでユーザーの移行が加速し、ポケットベルの契約数は急速に減少。
1999年には基本料無料の「02・DO」(ゼロニード)を提供。
2001年にはブランド名を「クイックキャスト」に変更
2004年には新規受付を終了
2007年3月31日サービス終了となった。