mixiコミュニティー“乗っ取り”

mixi上で昨年末から、コミュニティーの名前や内容が突然、まったく関係ないものに変わり、ユーザーが困惑する事態が相次いでいる。

コミュニティー乗っ取りが話題になり始めたのは昨年12月はじめごろ。乗っ取り犯は、管理人がいないコミュニティーの管理権限を取得して内容を改変するほか、管理人がいるコミュニティーでも、管理権限を奪って荒らしているようだ。

管理人がいるコミュニティーを乗っ取る場合、コミュニティー掲示板に管理人の悪口などを書き込んで荒らす。管理人が管理に疲れると、荒らしたユーザーの仲間と見られる、別の悪意あるユーザーが「管理人を交代してあげる」などと持ちかけて管理人権限を取得。コミュニティー名や内容を、まったく関係ないものに変えたり、コミュニティーそのものを削除してしまう。

乗っ取られたコミュニティーの参加者は、別のコミュニティーを作ってそこに「避難」したりしている。

乗っ取り犯の目的は不明だが、「mixiを混乱させて楽しんでいる愉快犯」といった見方がネット上では多い。

ミクシィの運営事務局はこの事態を確認しており、現在対策を協議中。

昨年12月27日に、管理人に次ぐ権限を持った「副管理人」を各コミュニティーに追加。管理人の権限の分散も図っている。