仕様公開

auron2005-10-25


902iシリーズでは、iアプリがDoJa 4.1に、iモード向けHTMLは6.0に対応。

DoJa 4.1では、本体サイズやスクラッチパッドに変更はないものの、デジタル署名関連クラスを定義するパッケージや、P902iでサポートされているSD-Binding関連機能、イルミネーションデータの保存・取得機能などが新たに追加されている。

iモード向けHTML6.0では、新たにテーブルを生成できる「TABLE」タグや、背景画像を指定できる「background」タグが追加された。902i以前の機種で、6.0対応のiモードサイトを閲覧したとしてもTABLEタグなどは無視され、その他の要素が表示されることになる。

「トルカ」については、以前からその仕様が公開されてきたが、改編された仕様書が掲示され、トルカ用データを作成できるソフトウェア「トルカエディタ」が無償配布されている。

また、SD-Binding機能に関する仕様もあわせて公開された。同機能は、SD Card Associationと、IBMIntel、松下、東芝の4社による団体「4C Entity」によって策定された著作権保護の規格。
これにより、これまで携帯電話内でしか保存できなかったコンテンツがSDカードへ書き出せるようになるが、現在のところ、対応機種はP902iのみになる予定だ。

どのコンテンツをminiSDカードに保存できるようになるのか、機種変更時にminiSDカードを入れ換えるだけで継続的に使い続けられるのかどうか、といった点は、コンテンツプロバイダ側の設定によって異なる。

管理は、同じ機種で同じFOMAカードという条件で利用できるようにする「UIM+機種バインド」
同じユーザー(同じFOMAカード)という条件のみで利用できるようにする「UIMバインド」の2種類が用意されている。

UIM+機種バインド」と指定されたコンテンツ(データ)は、SDカードに保存されたとしても、SDカードは内蔵メモリ代わりとして機能することになり、機種変更後は使えなくなる。一方、「UIMバインド」は、同じユーザーであれば、他機種への移行も可能となっている。